集合2
前回
☆次の猫をグループ分けしてみよう。
まなとくんのグループ分けを例に見よう。
にらんでいる猫{4,8}
可愛い猫{1,2,3,5,6,7}
眠そうな顔をしている猫{4,5,6}
白い猫{1,2}
さて、これがまなとくんの結果であるが腑に堕ちないところがある人がいるかもしれない。これらはすべて彼が主観的に決めたものであり人によっては違う結果になるのだ。例えばかわいい猫。「可愛い」というのには明確な基準はなく、ひとによっては8のようなにらんでいる猫を可愛いと思うこともあるかもしれない。
このようにグループ分けが主観的なものであるとこれ以上議論ができない。まなとくんの結果では白い猫{1,2}は可愛い猫にも含まれている。このことから「白い猫は可愛い」と言えるということもない。それも人によるのだ。しかしグループ分けを客観的なもの、つまり誰が見ても明確なものとしておけば議論ができる。では数学で明確なグループ分けをして厳密な議論をしようではないか。数学ではルールを厳格に決めているため、数学で議論するにはこの厳密さが不可欠だ。
続き
ちょっとまってね☆