美咲の教室

あなたの勉強を手伝うブログ

勉強する意味について改めてよく考えてみたい

発端はこの質問の回答を考えているときのことだ。

勉強もしたくないし部活もやる気が出ません中3です。 - 大会がなく目標... - Yahoo!知恵袋

「大会がなくなり、目標が消え、やる気がなくなった。どうすればよいか」という相談である。

 

これについて、私の見解は「それは言い訳かもしれない、これを機に考えてみては?」であり、解決策として「タイマーを使い、時間を区切る」という勉強法を提案した。これは結構有効なものであると考えているので、同じ悩みを持つ方々にはぜひ試してみてもらいたい。また、言い訳に対する考え方はマンガで知った話であり、その原作者が自分のホームページにも転載しているのでそれもぜひ見て欲しい。

アドラー心理学=マンガで分かる心療内科・精神科in池袋 第1回「トラウマなんて存在しない!」 | 【池袋心療内科・精神科】ゆうメンタルクリニック池袋院(駅0分)

 

さて、今回取り扱いたい内容はそれではなく、他の回答で「勉強をしないとろくなことにならない・中卒で就職はできない」といったものが多く見られたことについてである。私の尊敬している友人の一人に、勉強をほとんどしていなかった人間がいる。そのことについても触れながら、勉強することの意味をここで改めて考えてみたい。

 

中卒で就職は無理ー本当か?

就職が人生においてすべてではないが、安定した人生のかなめとなり易いという意味では間違ってはいないと思う。就職はそこそこ重要な問題である。しかし中卒で正社員、本当に不可能であろうか。私が中学3年生のときは「中学を卒業し、就職を考えている人は○○先生に知らせてください、もしかすると就職先があるかもしれません」と言われたものだ。もちろん全ての学校でそうとは限らないが、先生に相談するだけの意義はあるはず。また、前述した友人は大工として正社員で働いていた。具体的にどの会社かなどは聞いていないし公表することはできないが探してみると学歴不問の求人はすぐ見つかる。

募集要項・エントリー| 長野県塩尻市 大工 未経験可 求人募集中 など。

彼は中学からの同級生で、2年間同じクラスになったが1度しか授業を一緒に受けたことがない。彼は不登校だったのだ。小学校のころからよく休んでいたようで、彼の様子を見る限り思い悩んでのことというわけではなさそう。勉強はたまに行く不登校教室でさらに、たまに授業がある程度であると話していた。

勉強して良い高校に行き良い大学に行く、それは立派な事か?

こうして考えてみると、私は中途半端に勉強し、大学は名門というわけではなく、パッとしないが、学んでいることはハイレベルで、興味深いものが多い。今の大学に入ったことは後悔していない。その大学で私はどちらかといえば良い成績というくらいのパッとしない大学生活を送っている。中学を卒業して10年弱が経ったが、彼はその間お金という結果を得ていたのだ。はたしてどちらが立派と言えるであろうか?現状では私が立派であると言える根拠はどこにもない。学校に行き、一生懸命勉強し、何かしら結果を残す。こんな学生は多くはないはず。学生のほとんどは立派ではないと考えられそうだ。

 

勉強することの利点

 
思考力が身に付く

個人的にこれが一番であると思う。勉強をすることにより様々な知識、考え方が身に付き、成績という意味ではなく、真に頭の良い人間になれる。しかしこれは成績と違い明確に見えるものでないため実感がわかないというのが悲しい。

・・・くらいかな。勉強というのは知識を身に付ける行為であるため、利点としては「知識を身に付けられる」と、そのままになる。だがこれが重要で、利用の仕方は人それぞれであり、勉強の恩恵は人それぞれであるのだ。

 

他にもあるが、これはよくあるきくものなので、意見も交えつつサラッと紹介したい。

人生の選択肢が多くなる

友人の話に当てはめると大工には学歴がなくとも入れるが、あっても入れる。中卒での就職先はなくはないがかなり少ない。

進学ができる

選択肢の一つとして進学がある。ここでは多くの人に会え、参考にできる部分を盗み出すことができる。「この人のこういったところすごいな、参考にしよう」といったところだ。また、図書館など勉強に必要な施設もそろっている。無料で利用できる市立図書館などもあるが専門書などは大学の方が豊富であったりする。

 

これらは「勉強する意義」というよりは「進学する意義」といった意味合いの方が強いため、これを勉強する意味として紹介するのは好きではない。さきほども言った通り、勉強することそのものの意味は「思考力・知識を身に付けること」なのであり、その使い方は人に依るので「ひとそれぞれ」なのである。高校・大学に行くにはそれなりのお金がかかる。進学したい方はこれらにそのお金を払うだけの価値があるかを考えてから進路として決めていただきたい。

 

美咲の日記1

ツタヤのCDを売っているコーナーで見たい歌手のところに中学生くらいの女の子たちが群がってた。「この曲良いよね~」とかキャッキャしてたから「おじさんもその曲好きだよ♡」と割って入りたいと思ったが思っただけにした。しばらく離れて、その子たちがいなくなり、戻るとCDが減ってなかったので購入。これが大人の力だコノヤロー。